鉄フライパンの使い方・お手入れ方法
鉄フライパンは使い込むほどに油なじみが良くなり、焦げ付きにくい道具へと成長します。サビや焦げが付いても、取り除いて油ならしを行えば、また元のように使用できます。そんな鉄フライパンを上手に使う為のコツや、お手入れ方法をご紹介します。
鉄フライパンは基本的な使い方さえ守っていれば使い込むほどに油がなじみ、何年にも渡り使用できますよ。
目次
鉄フライパンの良いところ
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熱伝導率のスゴさ!
すぐれた熱伝導性と高温で熱をしっかり蓄えるので炒め物はシャキッと焼き物は香ばしく仕上がります。短時間で旨味を凝縮して調理できます。
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一生もののフライパン!
サビや焦げが付いても、取り除いて油ならしなどの手入れをきちんと行えば何年にも渡って使える耐久性があります。
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傷に強い!
ふっ素樹脂加工のフライパンよりも傷に強いため金属製のお玉やターナーなどの調理器具も傷を気にせずに使うことが出来ます。
短時間で旨味を凝縮して調理できます。
鉄フライパンの使い始め方
使い始める前に「油ならし」を行いましょう。
鉄フライパンは「油ならし」を行うと油がなじみ、より焦げ付きにくくなります。使い始めと、サビや焦げがついて取り除いた後には必ず行って下さい。
1.中火で2~3分加熱し、完全に水気がとんだ事を確認します。
2.火を止めて、多めの油(1/2~1カップ)を入れます。
3.弱火で3分程度加熱します(この3分間が油の膜を作る大事な時間)
4.火を止めて、余分な油をオイルポット等に戻します。
5.キッチンペーパー等を使い、刷り込むように拭き取ります。
*熱いのでヤケドに注意してください。
油ならしの手順を動画で見る
調理の前に行って欲しい事
調理の前に「油返し」を行いましょう。
鉄フライパンを上手に使いこなしている人達が調理の前に必ず行っているのが「油返し」という作業です。焦げ付きにくく調理することが出来ますので調理前に必ず毎回行って下さい。全体の温度を均一にすることと表面に油をしっかりなじませる事が目的です。
1.中火で加熱します。
2.多めの油(大さじ3程度)を入れ、弱火で3分程度加熱し、十分に油をなじませます。
3.火を止めて、余分な油をオイルポット等に戻します。
*フチに付いた油は拭き取ってください。
4.その後、必要な量の油(小さじ1/2~1程度)を入れて調理を始めます。
油返しの手順を動画で見る
鉄フライパンで調理する時のコツ
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よく温めてから使いましょう
加熱が不足していると食材がこびりつく原因となるので、食材を入れる前の何も入れていない状態の時にしっかり中心まで加熱しましょう。
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油を多めに使いましょう
使い始めは特に油がなじんでいないため焦げ付きの原因にもなりますので、少し多めの油で調理し徐々に慣らしていきましょう。
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料理が出来上がったらすぐに食材を取り出しましょう
食材を入れっぱなしにすると焦げ付きの原因となるので、フライパンの中に放置せずに早めにお皿等に盛り付けましょう。
料理が出来上がったらすぐに食材を取り出しましょう。
鉄フライパンのお手入れ方法
鉄フライパンは洗剤で洗ってはいけません。鉄フライパンが温かいうちに、たわしやササラを使いお湯で洗います。洗剤を使うとなじんだ油が洗い流されてしまい焦げやすくサビやすくなってしまいます。
1.鉄製品が温かいうちに、たわしやササラを使い、お湯で洗います。
2.水分を拭き取り中火で加熱し、完全に水分をとばします。
*水分が付着したままですと必ずサビますので注意してください。
3.キッチンペーパー等を使い、内側に油を刷り込むように塗ります。
*熱いのでヤケドに注意してください。
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洗剤は使わずに洗ってください
洗剤を使うとなじんだ油が洗い流されてしまい、サビやすくなってしまいます。
汚れがひどいなどの理由で鉄フライパンを食器用洗剤で洗ってしまった場合、中火で加熱しフライパンの水気をとばしてから、必ず「油ならし」を行ってください。
鉄フライパンの表面の塗装はお客様のお手元に届くまでのサビ防止を目的とした塗装で、使用するうちに自然にはがれていきます。画像の様に塗装がはがれても不良ではありませんので、そのままお使いいただけます。
※弊社の鉄フライパンの塗装は食品衛生法に適合したものを使用しておりますので、身体に入っても吸収されることなく全て排泄されます。安心してお使いください。
鉄フライパンで作るおすすめレシピ
鉄フライパンの良さを活かした、和平フレイズのおすすめレシピをご紹介します。
牛肩ロースのステーキ 〜玉ねぎソース〜
材料(1人前)
- 牛肩ロースステーキ肉…250g
- 塩コショウ…適量
- サラダ油…小さじ1
- 玉ねぎ…1/4個
- 【A】すりおろしにんにく…お好みの量
- 【A】醤油…大さじ1
- 【A】砂糖…小さじ1/2
- 【A】酒…小さじ1
- 【A】みりん…小さじ1
手順
- 牛肉は常温に戻しておく。焼く直前に牛肉の両面に塩コショウをする。
- 油返しを行い、サラダ油小さじ1を入れてフライパンをよく温める。
- 温まったフライパンに牛肉を入れ、片面約2分づつこんがり焼き色が付くまで焼く。
- 両面焼き色が付いたら牛肉をアルミホイルで包み、そのまま10分ほど寝かせる。
- ステーキを寝かしている間に玉ねぎソースを作る。玉ねぎをすりおろす。
- 牛肉を焼いたフライパンにすりおろし玉ねぎを加え、中弱火で10分程度炒める。炒め終わったら【A】をすべて加え、ひと煮立ちさせて玉ねぎソースの出来上がり。
- 寝かせた牛肉はお好みの大きさにカットして出来上がり。
※火加減や肉の厚さによって肉の焼き具合が異なる場合があります
トマトと卵の中華炒め
材料(2人前)
- 卵…3個
- トマト…大1個
- 鶏ガラスープの素…小さじ1
- 塩…適量
- サラダ油…小さじ1
- サラダ油…小さじ1
手順
- 卵は鶏ガラスープの素と塩を入れて溶きほぐす。トマトはくし切りにする。
- 油返しを行い、サラダ油小さじ1を入れてフライパンをよく温める。
- 温まったフライパンに溶きほぐした卵を流し入れる。卵のふちが少し固まってきたらヘラで大きく混ぜ、半熟の状態で皿に一旦取り出す。
- フライパンに再びサラダ油小さじ1を入れて熱し、くし切りしたトマトを温まるまで両面軽く焼く。トマトが温まったら半熟卵をフライパンに戻し入れ、サッと炒め合わせて出来上がり。
和平フレイズがおすすめする鉄フライパンのご紹介
記事内で使用した、和平フレイズおすすめの鉄フライパンをご紹介します。
enzo(エンゾウ)鉄フライパン
何度も実験を重ねてたどり着いた、熱がムラなく均等に伝わりやすい厚みを採用しました。大きな食材を入れられるよう底面は広く、ソースなどの流し込みを考慮して側面の立ち上がり角度は深く設計。強火でさっと調理ができる鉄材料だから、肉の旨味を逃さずに香ばしい焼き上がりに。特にステーキ調理で真価を発揮するフライパンです。
ご意見ありがとうございました。
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