製品豆知識

フライパン・鍋のお手入れ方法 総集編

素材別で分かる! フライパン・鍋のお手入れ方法

フライパン・鍋のお手入れ方法総集編として、ふっ素樹脂加工、鉄、ステンレス、ホーローの4種類の素材別お手入れ方法をまとめました。普段のお手入れ方法から、焦げや変色が発生した時のお手入れの仕方までご紹介いたします。

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ふっ素樹脂加工製品のお手入れ方法

手軽で日常のお料理使いに向いている、ふっ素樹脂加工製品のお手入れ方法をご紹介します。

ふっ素樹脂加工製品

ふっ素樹脂加工製品は
食材がこびりつきにくく扱いやすいのが特長です。

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普段のお手入れ方法


内面・外面共に中性洗剤を使い、柔らかいスポンジで十分に洗い、汚れを落として下さい。汚れが残っていると食材がこびり付く原因になりますので、やさしく丁寧に洗って下さい

ふっ素樹脂の表面が傷む原因になりますので、調理後フライパンが冷めないうちにすぐに水をかけるなどして急冷しないで下さい。しばらく時間を置いて、フライパンが十分冷めてからお手入れをしてください。

中性洗剤と柔らかいスポンジで十分に洗って下さい

中性洗剤と柔らかいスポンジで十分に洗って下さい。

上手な使い方のポイント
  • 底面の温度が上がり過ぎない様に、中火以下で調理するとふっ素樹脂加工が長持ちします。
  • 一緒に使うキッチンツールは、ふっ素樹脂加工を傷付けにくい木製や耐熱樹脂製のものがおすすめです。
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焦げ付く様になった時は


柔らかいスポンジと中性洗剤で十分に洗っても焦げ付きが改善しない場合は、製品の底面が浸るように油を入れ(2~3cm程度の高さで底面を覆うくらい入れるのが目安です)、油温が180℃程度になる様に30分ほど温めます

30分程経過したら火を止め、自然に冷却させた後に油を処理し、内面を中性洗剤で十分に洗う事によって洗剤だけでは落としきれない汚れが落ち、焦げ付きが改善する場合があります。

手順を動画で確認する
作業中の注意点
  • 油の温度が上がり過ぎない様に十分注意した上作業を行ってください。また、火災防止の為作業中はフライパン・鍋の前から離れない様にお願いします。
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ふっ素樹脂加工製品についてもっと知る


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ふっ素樹脂加工の特徴についてご紹介します。

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鉄製品のお手入れ方法

耐熱性に優れ、熱伝導も良いことから短時間でうま味を凝縮して調理できる、鉄製品のお手入れ方法をご紹介します。

鉄製品は強い火力に向いており焼き料理や炒め物、揚げ物に適しています。

鉄製品は強い火力に向いており
焼き料理や炒め物、揚げ物に適しています。

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普段のお手入れ方法


使用後は鉄製品が温かいうちに、たわしやササラを使いお湯で洗って下さい。製品になじんだ油が落ちてしまうので、洗剤は使わずに洗って下さい。

洗った後は加熱して完全に水分をとばし、油を塗って保管するようにしてください。

鉄フライパンは洗剤を使わずに洗ってください

鉄製品は洗剤を使わずに洗ってください。

上手な使い方のポイント
  • 調理の前に必ず「油返し」を行う事で、焦げ付きにくく調理する事ができます。
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サビたり焦げ付いたりした時は


サビたり焦げ付いたりした時は、製品の底を覆うくらいの量の水を入れ、中火で加熱し沸騰させた後にスチールたわしや金属ヘラでこすり落として下さい

サビや焦げをこすり落とした後は再びサビない様に、最後に必ず「油ならし」を行って下さい

サビや焦げが発生した場合はスチールたわし等でこすり落として下さい

サビや焦げが発生した場合は
スチールたわし等でこすり落として下さい。

油ならしの手順を動画で確認する
鉄製品をサビさせないために
  • 調理後は料理を製品内で保存せずに、すぐに他の容器に移して下さい。
  • 使用後は油を塗って、湿気の少ない所で保管して下さい。
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鉄製品についてもっと知る


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鉄フライパンの使い方・お手入れ方法

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鉄フライパンの塗装は剥がれても問題ありません

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ステンレス製品のお手入れ方法

サビにくくお手入れが簡単、丈夫で美しい事が特長のステンレス製品のお手入れ方法をご紹介します。

ステンレス製品は耐久性が高く長期間使用しても劣化しにくいのが特長です。

ステンレス製品は耐久性が高く
長期間使用しても劣化しにくいのが特長です。

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普段のお手入れ方法


普段のお手入れは、柔らかいスポンジと中性洗剤で十分に洗って下さい。たわしや磨き粉を使用しても機能的には問題ありませんが、傷が付く場合があります。

中性洗剤と柔らかいスポンジで十分に洗って下さい

中性洗剤と柔らかいスポンジで十分に洗って下さい。

上手な使い方のポイント
  • ステンレスの鍋で炒める作業を行うと鍋が高温になって空炊きと同じ状態になり、鍋底が変色・変形する原因になります。炒める作業が必要な場合はフライパン等で炒めてから鍋に入れる事をおすすめします。
  • 鉄やアルミ等の異種金属に製品を接触させたままにしないで下さい。腐食発生の原因になります。
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内面が虹色に変色した時は


ステンレス製品は内面が虹色に変色する場合があります(*)。
この変色は有害なものではありませんが、落とす場合はクエン酸(食酢でも可)を10%程度加えた水を中に入れ、約10分間沸騰させます。その後1時間程置いておき、中性洗剤で洗うと変色を落とすのに効果的です。

※この変色は、ステンレスの表面を覆う不動態被膜に水道水中の微量成分が付着して虹色に見えているものとなります。

ステンレスの虹色変色はクエン酸を使うと落とす事が出来ます

この様なステンレスの変色は
クエン酸を使うと落とす事が出来ます。

ステンレス表面の変色について
  • ステンレスは加熱により表面が変色する事がありますが、こちらも有害なものではありません。
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ステンレス製品についてもっと知る


ステンレス製品の事についてもっと知りたい方向けに、関連記事をご紹介いたします。

ステンレス製品について
ステンレス製品について

錆びにくいステンレス製品。その理由を解説します。

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ホーロー製品のお手入れ方法

優れた耐久性・耐熱性・耐酸性があり、煮込み料理に最適なホーロー製品のお手入れ方法をご紹介します。

ホーロー製品は表面がガラス質で美しい色と光沢があり、キッチンにぴったりです。

ホーロー製品は表面がガラス質で
美しい色と光沢があり、キッチンにぴったりです。

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普段のお手入れ方法


普段のお手入れは、柔らかいスポンジと中性洗剤で十分に洗って下さい。表面の加工が傷む原因になりますので、スチールたわしや磨き粉を使用しないで下さい。

中性洗剤と柔らかいスポンジで十分に洗って下さい

中性洗剤と柔らかいスポンジで十分に洗って下さい。

上手な使い方のポイント
  • ホーロー製品は衝撃に弱いので、ぶつけたり、高い所から落としたりしない様にご注意下さい。
  • 表面積の大きい具材を煮込む時は、具材が鍋底に貼り付かないように時々かき混ぜて下さい。
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焦げ付いた時は


ホーロー製品が焦げ付いた時は、お湯を入れて焦げをふやかした上で、スポンジなどの柔らかいものを使用して落としてください

焦げが落ちない場合は重曹を使うのが効果的です。ホーロー製品に重曹と水を入れて加熱し、沸騰したら火を止めて2時間ほどおきます。その後、柔らかいスポンジと中性洗剤で内面をしっかり洗い焦げを落として下さい。一度の作業で汚れが落ちない場合は、汚れが落ちるまで何度かこの作業を繰り返して下さい。

焦げが落ちない場合は重曹を使うのが効果的です

焦げが落ちない場合は重曹を使うのが効果的です。

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ホーロー製品についてもっと知る


ホーロー製品の事についてもっと知りたい方向けに、関連記事をご紹介いたします。

ホーロー製品の焦げや汚れの落とし方
ホーロー製品の焦げや汚れの落とし方

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